
HEADのGravityラケットって種類が多くて違いが分からないという声をよく聞くから、一緒に整理していくと安心だワン。
HEADのGravityラケットに興味はあるものの種類やスペックが多くて違いが分からず、今使っているラケットからなかなか乗り換えられないと感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事ではHEADのGravityシリーズの特徴や各モデルの違いを分かりやすく整理し、プレースタイルやレベルに合わせてどのモデルを候補にすればよいかを具体的なチェック手順とともに解説し、読み終えたころには自信を持って自分に合う1本を絞り込める状態になることを目指します。
- HEADのGravityシリーズ全体のコンセプトと他シリーズとの違い
- PROやMPなど各モデルのスペック差と向いているプレーヤー像
- 試打のポイントや購入前に確認したいチェックリスト
HEADのGravityシリーズラケットの特徴と基本スペック
最初にHEADのGravityシリーズラケット全体の特徴と基本スペックを整理しておくと、自分のプレースタイルと照らし合わせやすくなり無駄な試打を減らせますし、ラケット選びで迷ってモヤモヤする時間も減らせるので、まずはHEADのGravityがどんな位置づけのシリーズなのか全体像から整理してみましょう。
HEADのGravityシリーズのコンセプトと位置づけ
HEADのGravityシリーズラケットは薄めのフレームと大きめのフェイスを組み合わせたコントロール寄りのラインで、スピン系やパワー系よりもホールド感と打球の収まりを重視した設計になっており、同じHEADの中ではスピンとパワーのExtremeやスピード展開に強いSpeedと比べて、ボールを長くつかんで狙ったコースへ運びやすい特性を持つシリーズとして位置づけられています。
楕円形フェイスと大きなスイートスポットのメリット
HEADのGravityラケット最大の特徴は、丸みを帯びた独特のフェイス形状と、フェイス上部まで広がったスイートスポットにありますので、少し打点が先寄りになっても失速しにくく、特に現代的なトップスピンストロークを厚い当たりで振り抜くプレーヤーにとっては、安心してヘッドを走らせながらもコントロールを維持しやすい構造になっていると感じられるはずです。
柔らかい打感とホールド感を生むテクノロジー
最新世代のHEADのGravityシリーズにはAuxetic二点零とGraphene Insideといったテクノロジーが採用されており、インパクト時にフレーム内部が力のかかり方に応じて変形することで情報量の多いフィードバックと柔らかい打球感を両立し、同時にグラフェン素材の配置によってフレームのねじれを抑え安定性も確保する構造になっているため、しなりを感じつつも軌道がブレにくい独特のフィーリングを生み出しています。
HEADのGravityラケットの代表的なスペック例
HEADのGravityシリーズラケットは、ヘッドサイズや重さ、ストリングパターンの組み合わせによって複数のモデルが展開されており、代表的な機種のスペックを俯瞰しておくと自分の筋力やスイングスピードに合うゾーンを見つけやすくなりますので、まずは下の表で全体像をイメージしてみてください。
| モデル名 | ヘッドサイズ | 重さ(フレーム) | ストリングパターン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Gravity PRO 2025 | 100平方インチ | 315g前後 | 18×20 | 最も重く密なパターンで上級者向けの究極コントロール |
| Gravity TOUR 2025 | 98平方インチ | 305g前後 | 16×19 | やや小さめフェイスでフラットドライブ寄りのコントロール |
| Gravity MP 2025 | 100平方インチ | 295g前後 | 16×20 | シリーズの中心的存在で中上級者にバランスの良いモデル |
| Gravity MP L 2025 | 100平方インチ | 280g前後 | 16×20 | 軽量で操作性が高く成長期や女性にも扱いやすい仕様 |
| Gravity TEAM 2025 | 104平方インチ | 285g前後 | 16×20 | 大きめフェイスと軽さでスイートスポットの広さを最大化 |
おおまかにいえばHEADのGravityラケットは PROやTOURが競技志向の上級者向け、MPが中級から上級までのベースモデル、MP LやTEAMが中級未満から女性やジュニアも含めた幅広い層向けという整理になっており、いずれも薄いフレームと大きめのスイートスポットという共通コンセプトを持ちながら、重さとフェイスサイズとストリングパターンの違いで求められる技術レベルと打球の安定感が調整されています。
他シリーズと比べたHEADのGravityの強みと弱み
同じメーカー内にはパワーとスピンを押し出したシリーズやオールラウンドなシリーズもありますが、HEADのGravityラケットはホールド感とコントロール性能を最優先したシリーズなので、ラケットの弾きで楽に飛ばしたい人にはやや物足りない一方、自分でスイングスピードを出せて「暴発せずに狙ったところへ運びたい」タイプのプレーヤーにとっては非常に心地よいフィーリングを提供してくれるのが大きな強みと言えます。
HEADのGravityラケット各モデルの違いと選び方
HEADのGravityシリーズラケットは名前の似たモデルが多くPROやTOURやMPといった表記だけでは違いが分かりにくく、重さやフェイスサイズの違いを理解しないまま見た目だけで選んでしまうと「難しすぎた」と感じることもありますので、ここではHEADのGravity各モデルの性格を整理しつつ自分のレベルに合ったゾーンから絞り込んでいく流れを確認していきましょう。
Gravity PRO・TOUR・MPの基本スペック比較
まず重めで競技志向のHEADのGravity PROはフェイスサイズ一〇〇平方インチでフレーム重量三一五グラム前後、ストリングパターンも一八×二〇とかなり密であり、フルスイング前提でボールを叩き込む上級者が最大限のコントロールを得るためのモデルという位置づけになっています。
一方でHEADのGravity TOURは九八平方インチのやや小さいフェイスに三〇五グラム前後の重量と一六×一九のストリングパターンを組み合わせたモデルで、前作よりも小ぶりなヘッドとスピンのかけやすさを両立させており、同じGravityでもより鋭いフラットドライブとスピンの打ち分けをしたい上級者に向いた一本として位置づけられています。
シリーズの中心的存在であるHEADのGravity MPは一〇〇平方インチのフェイスに二九五グラム前後のフレーム重量とやや密な一六×二〇パターンを採用し、適度なパワーと高い安定性と大きなスイートスポットをバランス良く両立させたモデルになっているため、中級者から上級者まで幅広く扱いやすい標準モデルとしてまず検討したいポジションにあります。
HEADのGravityラケットをレベル別に選ぶ基準
プレーヤーのレベルで見ると、しっかり振り切れる上級者でラリーでも試合でもラケットのパワーよりもコントロールを最優先したい場合はHEADのGravity PROやTOURが選択肢になり、中級から上級へステップアップ中でスイングスピードはそこそこ出せるが振り遅れやすさは避けたい人にはGravity MP、ラケットの重さにまだ不安がありつつもコントロール系のフィーリングを求める層にはGravity MP LやTEAMが候補になると考えると整理しやすくなります。
女性・ジュニアがHEADのGravityを選ぶときのポイント
女性プレーヤーや成長期のジュニアがHEADのGravityラケットを選ぶ場合は、まず三〇〇グラムを大きく超えるモデルを無理に選ばず、MP LやTEAMなど軽めのモデルから試しつつ、振り切っても肘や肩に負担が残らないかどうかと、ラケットの重さに負けずにスイング軌道を最後まで維持できるかを基準にすると、デザインやイメージだけに引っ張られず怪我を防ぎながら段階的にステップアップしていきやすくなります。
HEADのGravityラケットをプレースタイル別に選ぶコツ
同じHEADのGravityラケットでもスピン中心でラリーを組み立てる人とフラットドライブでコートを押し込む人、ダブルス主体でネットプレーを多用する人とでは求める打球感や重さが少しずつ変わってきますので、自分がどんな展開を好むのかを整理しながらHEADのGravityの中で相性の良いモデルを見つけていくイメージで考えてみましょう。
スピン重視プレーヤーがHEADのGravityを使う場合
トップスピンを多用して高い弾道でラリーを組み立てるタイプのプレーヤーがHEADのGravityラケットを使う場合、フェイス上部までスイートスポットが広いという特徴が生きるため、やや先でボールをとらえても軌道が安定しやすく、特にGravity MPやTEAMの一六×二〇パターンはスピンのかかりとコントロールのバランスが良く、しっかり振り抜くことで安全に深いボールを打ち続けやすいと感じられるはずです。

スピン重視ならHEADのGravityラケットは少し非力に感じても、ストリングとスイングの工夫次第で十分に回転量を引き出せるから焦らず合わせていくといいだワン。
- 高めのネットクリアと大きな弧を描くスピン軌道を常にイメージしてHEADのGravityラケットを振り抜く
- ガットはポリエステル系の中でもやや柔らかめを選びテンションを低めにしてスピン量と飛びを確保する
- セカンドサーブでは縦振りの意識を強めてHEADのGravityの大きなスイートスポットを積極的に使う
- 守備的な場面でも高い弾道で深く返すことを優先し無理にウィナーを狙いにいかない
- ラリー練習では同じフォームで軌道だけ変えるドリルを行いコントロール性の良さを体で覚える
- 試合前練習ではストロークの高さと深さをチェックしGravity特有の打ち出し角を早めに合わせる
- 疲れてきたときに振り抜きが乱れないようフットワークのリズムを意識してプレーする
このようにスピン主体のスタイルでHEADのGravityラケットを活かしたいときは、ラケットに過度なパワーを求めるのではなく、自分のスイングでしっかり回転をかけていくことと、ガットとテンションで飛びを調整することを意識すると、控えめなパワー感の中でも安全に深く重いスピンボールを打ち続けやすくなります。
フラットドライブ主体でHEADのGravityを活かす人
フラットドライブ主体でライジング気味にボールをたたきたい人がHEADのGravityラケットを使う場合は、PROやTOURのようなやや重めで面の安定性に優れたモデルを選ぶと、相手のボールに打ち負けにくく、自分からラケットを振り抜いても軌道が暴れにくいため、コントロール重視の攻撃的ストロークを長所として伸ばしていきやすくなります。
ダブルスでHEADのGravityラケットを選びたい人
ダブルスが中心でネットプレーの比率が高い人がHEADのGravityラケットを検討する場合は、ボレーでの取り回しやすさと面の安定感のバランスが重要になるため、MPやMP Lをベースに自分の体力と相談し、ストロークでは十分に振り抜ける一方ボレーではコンパクトなスイングでも面の向きが安定してくれる重さを基準に選ぶと、前後のポジションチェンジが多いダブルスでも扱いやすい一本に出会いやすくなります。
HEADのGravityラケットを活かすスペックとセッティング
HEADのGravityラケットはもともとコントロール志向の設計ですが、重さやバランス、ガットの種類やテンションによって打ち味が大きく変わるため、同じモデルでもセッティング次第で印象がガラリと変わり、自分に合うかどうかも大きく左右されますので、ここではHEADのGravityのポテンシャルを引き出すためのスペックとセッティングの考え方を整理していきましょう。
重さとバランスからHEADのGravityを決める
ラケットの重さはスイングの安定性と疲労度に直結するため、HEADのGravityラケットを選ぶときも「試合終盤まで振り切れるかどうか」という視点で考えることが重要であり、三一五グラム前後のPROや三〇五グラム前後のTOURは長時間のマッチを戦える体力とスイングスピードがある人向けで、二九五グラム前後のMPや二八〇グラム前後のMP L、二八五グラム前後のTEAMはクラブプレーヤーが無理なく扱える範囲と考えると判断しやすくなります。
ストリングパターンとテンションで変わる打ち味
HEADのGravityラケットは一六×二〇や一八×二〇といったやや密なストリングパターンを採用しているため、一般的な一六×一九のラケットに比べると少し飛びが控えめでボールの収まりが良く、その分ガットの種類やテンションで飛びを調整する余地が大きく、ポリエステルを使うならやや低めのテンションで、ナイロンを使うなら中程度のテンションで張ると、ホールド感を保ちつつ必要な飛距離も確保しやすくなります。
グリップサイズとカスタムでHEADのGravityを合わせる
HEADのGravityラケットはグリップの形状がやや角張ったヨーロッパ系の傾向を持つため、グリップサイズ選びやオーバーグリップの巻き方もフィーリングに大きく影響し、最初から太すぎるサイズを選んでしまうと手首の可動域が制限されてスピンがかけにくく感じることがありますので、少し細めのサイズにオーバーグリップを重ねて微調整し、必要であればエンド側やフレーム側に鉛テープを貼ってバランスを調整することで、HEADのGravity本来のホールド感を維持しながら自分のスイングにより自然にフィットさせていくことができます。
HEADのGravityラケットのよくある疑問と失敗パターン
HEADのGravityラケットはデザイン性も高くプロ使用モデルとしての憧れも強いため、スペックをよく確認せず見た目だけで選んでしまい「難しすぎた」「思ったより飛ばない」と感じるケースも少なくありませんので、ここではHEADのGravityにありがちな疑問やミスマッチ例を整理しつつ、試打や購入前に避けたい失敗パターンを確認しておきましょう。
HEADのGravityにありがちなミスマッチ例
よくあるのは、ストロークでラケットに飛びをかなり頼っている中級レベルのプレーヤーが、憧れだけでHEADのGravity PROやTOURを選んでしまい、重さと密なストリングパターンによりスイングスピードが落ちて結果的にボールが浅くなり、試合になると守備に回る場面で特に「飛ばないラケット」と感じてしまうというパターンであり、この場合は一段階軽いMPやMP Lへ切り替えるだけで印象が大きく変わることも多いです。

HEADのGravityラケットは合う人には最高だけど、人によってはパワー不足にもなり得るから、デザインだけで即決せず必ず試打してから判断してほしいだワン。
他ラケットからHEADのGravityへ乗り換えるコツ
より弾きの強いシリーズやスピン系ラケットからHEADのGravityラケットへ乗り換える場合は、当初は飛びの違いに戸惑いやすいものの、フォームを大きく変えずにラケットだけを替えた状態で数回の練習試合をこなすと、次第にスイングスピードと打点の微調整が進み、特にコースの狙いやすさやサービスリターンの安定感が向上していることに気づきやすくなるため、「慣れる期間」を意識的に確保することが乗り換えを成功させる近道になります。
試打でHEADのGravityを見極めるチェックポイント
試打でHEADのGravityラケットを見極めるときは感覚だけで「打ちやすい」「打ちにくい」と判断するのではなく、ストロークとサーブとボレーそれぞれで具体的にチェックしたいポイントを持っておくと、自分に合うかどうかを短時間でも判断しやすくなりますので、以下のような項目を意識して試してみるとラケット選びの精度が高まります。
- クロスラリーでフォアとバックそれぞれ一〇球ずつ打ったときのミスの傾向とコースのバラつき方
- 攻めのショットでフルスイングしたときにコントロールの安心感があるかどうかの体感
- セカンドサーブでスピンやスライスを多めに使った際の軌道の高さと収まり具合
- リターンで相手のファーストサーブに対してどれだけ面を合わせやすいかという感覚
- ボレーで厚く当てたときと当たり損ねたときの両方で面の安定性とスイートスポットの広さ
- 試打後半になってからの腕や肩の疲労感が自分の試合時間を想定したときに許容範囲かどうか
- 数本ラリーを続けたあとに「もう少し軽くてもいい」「もう少し重くてもいい」と感じた方向性
- 他の候補ラケットと交互に持ち替えた際のグリップ形状や厚さの違いに対する違和感の有無
これらのポイントを踏まえてHEADのGravityラケットを試打すると、その場の気持ち良さだけでなく試合を想定した実用性の観点からも評価できるようになり、スペック調整やモデル変更が必要かどうかも具体的にイメージしやすくなるため、購入後に「こんなはずではなかった」と感じるリスクをかなり減らすことができます。
HEADのGravityラケット選びのまとめ
HEADのGravityラケット選びでは、シリーズ共通の大きなスイートスポットとコントロール志向の設計を理解したうえで、PROやTOURやMPといった各モデルの重さとフェイスサイズとストリングパターンの違いを整理し、自分のレベルとプレースタイルに合うゾーンから候補を絞ることが重要であり、そこにガットやテンションなどのセッティングを重ねることで本来のポテンシャルを引き出しやすくなります。
重さ三一五グラム前後の上級者向けから二八〇グラム前後の中級者向け、さらには一〇四平方インチの寛容なTEAMまでラインナップが揃っているため、HEADのGravityシリーズの中から自分に合う一本を選ぶ際には、この記事で触れたスペック表と試打のチェックポイントを手がかりにしながら、自分の体力と目指すプレー像の両方に合致するモデルを冷静に見極めていけば、コントロールとホールド感に優れた頼れる相棒として長く付き合っていけるラケットに出会えるはずです。

