
軟式と硬式でテニスの打ち方が違って戸惑っているなら、一緒に整理してスッキリ練習できるようにしていくんだワン。
テニスの軟式と硬式で打ち方がどう違うのか分からないまま練習していると、ラケットの振り方や力加減が合っているのか不安になり、せっかくボールを打っても自信を持ちにくいと感じやすいです。とくに部活やサークルで人によってフォームが違って見えると、本当に今の打ち方で良いのか、ラケットまで変えるべきなのかと悩んでしまうことはありませんか?
- ボールやラケットの違いから生まれる軟式と硬式の打ち方の特徴
- フォアやバック、サーブなど基本ショットの違いと共通するコツ
- 軟式から硬式、硬式から軟式へ転向するときの練習の進め方
この記事ではテニスの軟式と硬式で打ち方がどう違うのかを整理しながら、どちらの経験者でもフォームを作り直しやすい考え方をまとめていきます。
テニスの軟式と硬式で打ち方がどう違うか全体像を整理する
まずはテニスの軟式と硬式で打ち方がどう違うかをざっくり押さえると、細かいフォームの修正や練習メニューを選ぶときにも迷いが少なくなり、自分に合う動きを選び取りやすくなります。ここではボールやラケット、コート環境の違いから、スイングの方向やスピード、体の使い方がどう変わるのかをイメージしやすい形で整理していきます。
ボールとラケットの違いから生まれる打ち方の差
軟式テニスのボールは軽くてよく変形し、ラケットも軽量で振り抜きやすいため、スイングを大きく速く振ってボールをしっかり飛ばす打ち方になりやすいです。硬式テニスのボールとラケットは重く一球あたりの衝撃も強いので、スイングを速くしすぎず、面の向きとインパクトの時間をコントロールしながらボールをつぶしつつ乗せて運ぶ打ち方が求められます。
コートサーフェスとバウンドが打ち方に与える影響
コートの種類やボールのバウンドの高さも、軟式と硬式で打ち方の違いを生む大きな要素になります。軟式テニスはボールが軽い分だけ風や回転の影響を受けやすく、高くはねたり伸びたりしにくいので、自分から打球を押し出して軌道を作る感覚が重要になりますが、硬式テニスでは重いボールが深くはねる前提で、バウンド後の高さを読んで体の前でとらえるタイミングやステップのリズムを整える必要があります。
フォームの基本姿勢とグリップの違い
テニスの軟式と硬式で打ち方の違いが出やすいのが、構えとグリップの取り方です。軟式テニスでは厚めの握りでラケット面を大きく振り回し、フォアとバックを同じ面で打つスタイルが一般的になりやすいのに対して、硬式テニスではフォアとバックで握りを変え、サーブやボレーではコンチネンタルグリップを使い分けることで、さまざまな回転や軌道に対応する打ち方が中心になります。
スイング軌道とスピン量の違い
軟式テニスではゴムボールをしっかり飛ばすために、ラケットを横方向に大きく振り抜きつつ、ボールの側面から包み込むように回転をかける打ち方が多くなります。硬式テニスではボールがもともとよく飛ぶため、スイングを上方向に使って回転でコントロールしたり、振り抜きすぎないようにフォロースルーの大きさを調整したりして、コートの中に収める打ち方が重視されます。
ラリー展開と戦術から見る打ち方の違い
試合の展開という視点で見ると、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いは、ポイントの組み立て方にも影響します。軟式テニスはラリーが続きやすく、ボールが失速しやすい分だけ相手を動かして崩すラリー重視の打ち方が中心になりやすいのに対して、硬式テニスは一球で決まる場面も多く、リターンやサーブから主導権を握るために、スイングの初速とコース取りを組み合わせた攻撃的な打ち方が必要になります。
ここまでの内容を一度整理するために、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを代表的な項目ごとにまとめておきます。
| 項目 | 軟式テニスの打ち方 | 硬式テニスの打ち方 | 意識したいポイント |
|---|---|---|---|
| ボールとラケット | 軽くて変形しやすく、ラケットも軽量で振り抜きやすい | 重く衝撃が強く、ラケットも重量があり安定感が高い | 力任せに振らず、適切なスイングスピードを選ぶ |
| フォアストローク | 横振り気味で大きく振り抜き、ボールを押し出して飛ばす | 上方向へのスイングで回転をかけ、コートに収める | 打点の高さと体の向きをそろえて安定した面を作る |
| バックストローク | フォアと同じ面で打つ片手打ちが中心 | フォアとバックで面を変え、片手または両手を使い分ける | 握り替えのタイミングと準備の早さを意識する |
| サーブ | トスを低めにして回転をかけつつ入れにいく打ち方が多い | 高いトスから体全体を使ってスピードと回転を両立させる | 肩や腰のひねりをリズム良く連動させる |
| ボレー | ストロークに近い感覚でラケットを出していく | コンチネンタルグリップで面を作り、運ぶようにさばく | 力を入れすぎず、インパクトの向きと面の角度を優先する |
| ラリー展開 | 粘り強くつなぎ、相手を動かしてミスを誘う | 一球で攻めるボールとつなぐボールを打ち分ける | 自分のリズムを崩さないペース配分を身につける |
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを表で眺めると、自分が今どちら寄りの感覚で打っているのかが分かり、これから直したいポイントも見えやすくなります。まずは道具やボールの条件の違いを理解したうえで、どのショットをどのように優先して変えていくのかを順番に整理していきましょう。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを踏まえた軟式テニスのフォームづくり
ここからはテニスの軟式と硬式の打ち方の違いを踏まえて、軟式テニス側のフォームをどう整えるかを考えていきます。軟式テニスはボールが飛びにくい分だけ、自分からラケットを振ってボールを運ぶ感覚が強くなるスポーツなので、その特徴を理解しておくと、硬式経験者でもスムーズに軟式の打ち方に馴染みやすくなります。
軟式テニスで安定して打つための構えとグリップ
軟式テニスではスタンスをやや広めに取り、膝を柔らかく使って低い打点にも対応しやすい構えを作ることが、安定した打ち方の土台になります。グリップは厚めに握りつつ、手首を固めすぎずにラケットヘッドを走らせる余地を残しておくことで、軽いボールにしっかりエネルギーを伝えられる打ち方につながっていきます。
フォアとバックのスイングで意識したいポイント
軟式テニスではフォアとバックを同じ面で打つスタイルが多いので、体のひねり戻しとラケットのスイング方向をリンクさせることが、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを越えて重要になります。とくにフォアではテイクバックをコンパクトにまとめ、インパクトに向かって一気に加速し、打点を体の前でとらえることで、無理な力を使わずにスピードと回転を両立させやすくなります。
- 打点をいつも体の前でとらえる位置を意識する
- テイクバックをコンパクトにして準備を早く終える
- インパクトまではラケット面をぶらさずに運ぶ
- 腰と肩のひねり戻しでスイングを始動させる
- フォローでラケットをしっかり振り抜ききる
- 軽いステップで細かく動いて打点を合わせる
- 苦しい体勢では無理に強打せずつなぐボールを選ぶ
このようなチェックポイントを意識して軟式テニスのフォアとバックを打つと、体全体でボールを運ぶ感覚が身につき、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いがあっても軸のブレにくいフォームを作りやすくなります。最初はすべてを一度に意識しようとせず、打点やテイクバックなど一つずつテーマを決めて練習すると、身体に自然と動きが染み込んでいきます。
サーブ・レシーブ・ボレーで生きる軟式ならではの打ち方
軟式テニスのサーブは、ボールが軽く回転の影響を受けやすい特徴を活かして、スピードだけでなくコースや変化で相手を崩す打ち方が効果を発揮します。レシーブやボレーでも、ラケットを固めてはじくのではなく、ボールを包み込むように面を作り、相手のボールの勢いを利用しながらコートの深さと角度をコントロールしていくと、ラリー全体のリズムが安定してきます。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを意識しながら軟式のフォームを磨くと、単に強く振るだけではなく、ボールの軽さと伸びに合わせて「どこまで振り抜くか」「どこで力を抜くか」を選べるようになります。こうした軟式ならではの繊細なコントロール感覚は、のちに硬式に移ったときにもショットの精度を高める強みとして生きてきます。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを意識した硬式テニスの基本ショット
次に、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを意識しながら、硬式テニス側のショットをどう組み立てるかを見ていきます。硬式テニスはボールとラケットが重く、スピードも出やすい分だけ、フォームのどこかが崩れると手首や肘、肩への負担が大きくなりやすいので、基本ショットごとに体の使い方と面の向きを整理しておくことが大切です。
重いボールを受け止めるフォアハンドの打ち方
硬式テニスのフォアハンドでは、重いボールを受け止めてコートに収めるために、テイクバックの高さとラケット面の向きが重要になります。軟式の感覚で横振りを大きく使いすぎると、インパクトで面がかぶってネットミスが増えたり、手首に過度な負担がかかったりしやすいので、体の正面より少し前の位置でボールをとらえ、上方向へのスイングで回転をかけていく打ち方を身につけていきます。

軟式のつもりで全力の横振りを硬式でも続けると、手首や肘を痛める原因になりやすいから、スイング方向をいったん落ち着いて確認してほしいだワン。
バックハンドでフォームを崩さずに打つコツ
硬式テニスではフォアとバックでラケットの面を分けることが多く、特にバックハンドはテニスの軟式と硬式の打ち方の違いが大きく出るショットです。片手でも両手でも、打点を体の横ではなくしっかり前に置き、上半身のひねり戻しと同時にラケットを前に送り出すことで、重いボールにも負けずに安定した軌道を作りやすくなります。
サーブとボレーで必要な打ち方の切り替え
硬式テニスのサーブでは、コンチネンタルグリップに近い握りでラケットを頭の後ろに十分引き上げ、トスの高さに合わせて体全体を使って振り下ろすことが、安定したスピードと回転を両立する鍵になります。ボレーでは腕だけでラケットを振るのではなく、コンパクトなスイングで面を作り、前方への体重移動を使ってボールを運ぶように当てることで、相手の強いボールに対してもコントロールしやすい打ち方につながります。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを理解したうえで硬式のショットを組み立てると、ただ強く打つだけでなく、場面ごとにスイングの大きさや回転量を変える引き出しが増えます。軟式からの転向組も硬式だけを続けてきた人も、自分の体に負担がかかりにくいフォームを意識して、試合の緊張した場面でも再現しやすい打ち方を目指していきましょう。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを越えて軟式から硬式へ転向するときのポイント
ここでは、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを越えて、軟式から硬式へ移るときに意識したいポイントを整理します。軟式テニスで身につけたフットワークやラリーの粘り強さは大きな武器になりますが、そのままの打ち方で硬式ボールを打ち続けると負担が大きくなりやすいので、どこを変えてどこを活かすかを明確にしておくことが大切です。
最初に直したいクセとその理由
軟式から硬式へ転向するときにまず見直したいのは、横振りが強すぎるスイングと、インパクトで面をかぶせすぎるクセです。軽いボールを全力で振り抜く感覚が残ったままだと、重いボールを打つたびに手首や肘に衝撃がたまりやすく、深いアウトやネットミスも増えやすいので、スイング方向をやや上に向けて回転でコントロールする感覚へ少しずつ切り替えていきます。
段階的にスイングを変える練習メニュー
いきなり試合形式で打ち方を変えようとすると、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いに戸惑ってボールに当てること自体が難しく感じてしまうことがあります。最初はゆっくりしたラリーや手出しボールから始めて、フォアでは「打点を前に置くこと」と「振り下ろしすぎないこと」、バックでは「握り替えの早さ」と「体の回転を使うこと」だけに意識を絞り、徐々にスピードや回転を上げていく段階練習がおすすめです。
ラケット選びとケガ予防のコツ
軟式から硬式に移るときは、いきなり重くて硬いラケットに変えるよりも、少し軽めで扱いやすいモデルから慣れていく方が、フォームづくりとケガ予防の両面で安心です。ガットのテンションも高く張りすぎず、ボールを乗せて運ぶ感覚がつかみやすいセッティングにしておくと、体の使い方を覚える前に痛みが出てしまうリスクを減らせます。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを越えて転向を成功させるには、結果を急がず「まずはフォーム」「次にボールの質」「最後に試合での勝ち負け」という順番を意識することが重要です。軟式で培ったステップワークやボールへの反応速度は、硬式でも大きな武器になるので、良い部分はそのまま活かしながら、必要なところだけを丁寧に入れ替えていきましょう。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを活かして硬式から軟式へ転向するときのポイント
最後に、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを逆方向からとらえ、硬式経験者が軟式テニスに転向するときに意識したいポイントを見ていきます。硬式で身につけた厚い当たりやスピードは大きな長所ですが、そのままの感覚で打つとボールが飛びすぎなかったり、ラリーのテンポに合わなかったりするので、軟式ならではの「飛ばす工夫」を身につけていくことが重要になります。
飛びにくいボールを飛ばすためのスイング調整
軟式テニスではボールが軽く、フェルトがない分だけ空気抵抗の影響を受けやすいので、硬式のように当てるだけでは十分な深さが出にくいです。そこで、テイクバックを少し大きめに取りつつ、体の回転と腕の振りを最後まで使ってラケットヘッドを走らせることで、ボールを押し出す時間を長く確保し、安定してベースライン付近まで飛ばす打ち方を作っていきます。
ダブルス中心の戦い方に合った打ち方
多くの部活では軟式テニスがダブルス中心の試合形式になるため、ポジション取りやボレーの精度が硬式以上に勝敗を左右します。硬式で培ったリターンやストロークの強さを活かしつつも、前衛のポーチに引っかからない高さとコースを選び、ボレーでは強くはじくよりもコースと深さを優先して、ペアとの連携でポイントを組み立てる打ち方が求められます。

硬式の経験があると軟式でもフットワークや体力は大きな武器になるから、自信を持って軟式用にスイングを調整していけば良いんだワン。
部活練習で軟式の打ち方に早く慣れる工夫
部活やサークルの練習では、周りのペースに合わせつつ自分の課題を意識することが、テニスの軟式と硬式の打ち方の違いに早く慣れる近道になります。ウォーミングアップのショートラリーでは、あえて回転を多めにかけたり、高さを使ったラリーを試したりして、軟式ボール特有の軌道とバウンドに身体を馴染ませる時間を意識的に確保すると良いでしょう。
硬式から軟式への転向では、最初はボールが飛ばずもどかしさを感じる場面もありますが、その分だけ自分からラケットを振ってボールを運ぶ楽しさを味わいやすいとも言えます。テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを前向きにとらえ、硬式で身につけたスイングの安定感に軟式ならではの細かいコントロールを足していくつもりで、練習の一球一球を積み重ねていきましょう。
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いを理解して自分のプレーに落とし込むまとめ
テニスの軟式と硬式の打ち方の違いは、ボールやラケットの重さだけでなく、スイングの方向や回転のかけ方、ラリーの組み立て方にまで広がるので、最初は別の競技のように感じるかもしれません。ですが、軟式は「飛ばないボールをしっかり飛ばす工夫」、硬式は「飛びやすいボールを狙ったところに収める工夫」と整理して考えると、自分が今どちらの感覚に寄っているのかが分かり、フォームの調整もしやすくなります。
この記事で整理したように、フォアやバック、サーブ、ボレーごとに軟式と硬式で求められる打ち方のポイントを押さえ、転向時には「まず直す部分」と「活かして良い部分」を切り分けておくと、ケガのリスクを抑えながら効率よくレベルアップを目指せます。ジュニアから大人まで多くの選手を指導してきた経験からも、一度身についた感覚は工夫次第で必ず次のステージに活きてくるので、今日の練習から一つずつ打ち方の違いを意識し、自分のプレーに落とし込んでいきましょう。

