
テニスガットの太さで悩んでいるなら、一度ここで考え方を整理して、自分のプレーに合う太さを見つけてほしいだワン。
ラケットは同じでも、テニスガットの太さを変えるだけでボールの飛び方や打球感がガラッと変わるので、なんとなく選んでいると「前より合わない気がする」と感じてしまいやすいです。けれども太さの特徴と選び方の筋道さえ押さえておけば、今よりも迷わずガットを張り替えられるようになるはずです。このページではテニスガットの太さの基礎からプレースタイル別の目安までを整理し、最後には太さを変えるときの具体的なチェックポイントまで確認していきます。
- ボールの飛びをもう少し抑えたいと感じている人向けの太さの考え方
- スピン重視でラリーを有利に進めたい人向けのテニスガットの太さの目安
- 頻繁なガット切れや腕の負担を減らしたい人向けの太さと素材の組み合わせ方
テニスガットの太さは「何ミリにするか」という単純な数字の問題ではなく、プレースタイルやスイングスピード、使っているラケットやテンションとの相性まで絡み合って決まる要素です。そのため一度に完璧な正解を狙うよりも、おおまかな方向性を決めて少しずつ調整していくことが現実的です。この記事を読み終えるころには、自分の今の状態からどの方向に太さを振っていけばよいかが具体的にイメージできるようになり、次の張り替えで試してみたいテニスガットの太さが一つに絞れていることを目指します。
テニスガットの太さの基礎知識と役割
まずはテニスガットの太さそのものがどのように表記され、ボールの飛びやスピン量、打球感にどんな影響を与えるのかを押さえておくと、次の選び方の話が一気に理解しやすくなります。テニスガットの太さはゲージとミリメートルという二つの単位で表され、一般的には細いほど食いつきと柔らかさが増し、太いほど耐久性と安定感が高まるという関係があります。この章では数字の意味と太さごとの大まかな特徴を整理し、後半で具体的なテニスガットの太さの候補を比較しやすくするための土台をつくっていきましょう。
ガットの太さの単位とゲージ表記
テニスガットの太さは「1.25ミリ」のような実際の直径で表す方法と「17ゲージ」のようなゲージ番号で表す方法があり、メーカーやパッケージによってどちらがメインで書かれているかが異なります。ゲージ番号は数が小さいほど太く、大きくなるほど細いという逆転したルールになっているため、最初は戸惑いやすいですが、たとえば一般的な範囲では1.20〜1.30ミリが中間的な細さとして扱われると覚えておくと整理しやすくなります。
テニスガットの太さを変えるときには、同じゲージ表示でもメーカーによって実際のミリ数が微妙に違うことがある点にも注意が必要です。同じ17ゲージ表記でも実測で1.23ミリのものもあれば1.27ミリのものもあり、わずかな違いが打球感の変化として現れる場合があります。そのためテニスガットの太さを再現したいときには、パッケージに記載されているミリ数も一緒に確認し、慣れてきたら自分が使いやすい太さの帯を数字で把握しておくと微調整がしやすくなります。
太いテニスガットの基本的な特徴
太めのテニスガットの太さはおおよそ1.30ミリ前後以上と考えられ、ボールインパクト時のたわみが少ないぶん打球が安定しやすく、ミスヒットに対しても許容範囲が広いという特徴があります。ガット自体の断面積が大きいため耐久性にも優れ、ガット切れに悩みがちなハードヒッターや、部活などで頻繁に練習を行うプレーヤーにとってはコスト面での安心感も得やすい太さです。
一方で太めのテニスガットの太さはボールの食いつきがやや控えめになる傾向があり、スピン量を増やしたいときや、軽い力でボールを飛ばしたいときには物足りなさを感じることがあります。ラケットと体のパワーが十分にある中上級者にとっては安心感につながりますが、まだスイングが安定していない段階で太すぎるガットを選ぶと、ボールが思ったより飛ばず「頑張って振らないといけない」と感じやすい点も踏まえておくと、テニスガットの太さ選びで極端な方向に振りづらくなります。
細いテニスガットの基本的な特徴
細めのテニスガットの太さは一般的に1.15〜1.25ミリ程度とされ、ボールがガットに食いつく感覚が強くなるため、スピン量やボールの持ち上がりを増やしたい人には大きな武器になりやすいです。ガット全体がよくたわみやすいので、インパクト時にボールを包み込むような感覚が得られ、軽い力でもボールを深く飛ばしやすくなるため、非力さに悩むプレーヤーには心強い選択肢になります。
しかし細めのテニスガットの太さは、同じ素材で比べたときにどうしても耐久性が落ちやすく、ハードヒットが多い人やガットの摩耗が激しい人では切れる頻度が増えやすい点がデメリットになります。また柔らかくたわむぶん、インパクトでボールが暴れやすくコントロールがシビアになるケースもあるため、ただ細くすれば良いという発想ではなく、自分のスイングとテンション設定も含めた全体のバランスでテニスガットの太さを判断することが重要です。
同じ太さでも素材で変わるフィーリング
テニスガットの太さの数字が同じでも、ポリエステル系の硬めの素材とナイロン系やナチュラル系の柔らかい素材では、ボールの飛び方や腕への負担が大きく変わるため、太さだけで選ぶとイメージと違う打球感になりやすいです。たとえば1.25ミリのポリエステルは、1.25ミリのマルチフィラメントよりもはるかにしっかりした打感になり、同じ太さでも「硬めでコントロール系」と「柔らかめでホールド感重視」という正反対のキャラクターが生まれます。
素材による違いを踏まえると、テニスガットの太さを変える前に、まず今使っているガットがどのタイプの素材なのかを把握しておくことが大切です。もしナイロンのマルチフィラメントで柔らかさ重視のセッティングが好みなら、同じ素材の中で太さを少しずつ変えて調整し、ポリエステルにチャレンジする場合は太さだけでなくテンションも一緒に緩めて、全体として無理のない範囲で変化をつけるようにすると、テニスガットの太さによる違いを安全に体感できます。
初心者がテニスガットの太さで失敗しがちな点
テニスを始めたばかりの人がテニスガットの太さで失敗しやすいのは、「プロが細いから自分も細くする」「部活の仲間が太いから自分も太くする」といった他人基準で選んでしまうケースです。実際にはスイングスピードや筋力、練習量やラケットスペックまで前提条件が大きく違うため、憧れの選手と同じ太さを選んでも、同じようなボールが打てるとは限らず、むしろフォームが崩れてしまうことすらあります。
またショップで「よく切れるなら太くしましょう」とだけ説明を受けて、極端に太いテニスガットの太さを選んだ結果、飛びにくさや腕の負担に悩んでしまうパターンも少なくありません。本来はラケットの反発力やテンション、プレー頻度なども含めて太さを決める必要があるため、初心者のうちはまず中間的な太さを基準にして自分の感覚を育て、そのうえで少し太くするか細くするかを一歩ずつ試してみましょう。
- コントロール重視で安定したラリーをしたいならやや太めのテニスガットの太さを選ぶ
- スピンとボールの持ち上がりを強く求めるならやや細めのテニスガットの太さを候補にする
- 打感の柔らかさと飛びのバランスを取りたいなら中間の太さを基準にして微調整する
- ガット切れが多いなら素材だけでなくテニスガットの太さも一段階太くする
- 腕や肘に不安があるなら柔らかめ素材で太さも極端に細くしない方向を考える
- ジュニアや非力なプレーヤーなら細すぎない範囲の中間よりやや細めを試す
- 競技志向でハードヒットが多いなら太さと素材の両方をしっかりめにして安定感を優先する
このような目安を頭に置いておくと、テニスガットの太さを選ぶときに自分の優先順位を整理しやすくなり、単に「細いか太いか」の二択ではなく、少し太め寄りの中間や少し細め寄りの中間といった細かな位置づけで考えられます。特に初めて自分でガットを選ぶ段階では、数字だけを追いかけるのではなく、自分がコートでどのようなボールを打ちたいのかをイメージしながら、このリストの中でどこに自分を当てはめるかを考えると、テニスガットの太さの候補が自然に絞り込めるはずです。
テニスガットの太さとプレースタイルの関係
テニスガットの太さはプレースタイルと切り離して語ることができず、同じラケットでも「スピンで攻めるか」「フラットで叩くか」「ネットで仕掛けるか」によって理想的な太さの方向性が変わってきます。自分がどのような形でポイントを取ろうとしているのかを整理すると、テニスガットの太さが今より少し太いほうが良いのか、逆に細いほうが良いのかが見えやすくなり、迷いが減っていきます。この章では代表的なプレースタイルごとに、どのような太さがどのような理由で合いやすいのかを順番に確認していきましょう。
スピン重視プレーとガットの太さの相性
トップスピンを多用してラリーを組み立てるプレースタイルでは、テニスガットの太さはやや細めから中間寄りを軸に考えると、スピンのかかりとコントロールのバランスが取りやすくなります。細めのガットはボールへの食いつきが良く、スイングの軌道に沿って回転を伝えやすいため、高く弾むスピンボールや、急激に落ちるショットを打ちたい人にとっては大きな後押しになります。
ただし極端に細いテニスガットの太さにすると、スピンのかかりは良くても耐久性が追いつかず、試合や練習の途中で切れてしまうリスクが上がってしまいます。そのためスピン重視のプレーヤーは、まず中間的な太さをベースにして、スイングが速くなってきたら少しだけ細くし、それでもすぐに切れるようなら素材を硬めにして太さを戻すといった手順で、自分のスピン量とガット切れのバランスを探っていくとよいでしょう。
フラット系ショットと太さ選び
フラット気味のショットでライジングを多用したり、厚い当たりでボールを叩くスタイルのプレーヤーにとっては、テニスガットの太さは中間からやや太めを中心に考えると、コントロール性と安心感を両立しやすくなります。たわみが少ない太さのガットはインパクトのブレを抑えやすく、狙ったコースにボールを運びたいときにラインぎりぎりを安心して狙えるようになるので、攻撃的なショットを安定させたい人には心強い特徴です。
一方でフラット系のプレースタイルでも、スイングスピードがそこまで速くない場合は、太さを上げすぎるとボールの飛びが厳しくなり、無理に力を入れて振ろうとしてフォームが崩れる可能性があります。そのため、まずは中間のテニスガットの太さでしっかりコントロールできているかを確認し、物足りなさがあるなら少し太くして安定感を高める、逆に飛びが足りないなら少し細くして助けてもらうという順番で調整していくと、スタイルを壊さずにガットの太さを活用できます。
ダブルス志向とテニスガットの太さ
ダブルス中心でプレーする人にとっては、ストロークだけでなくボレーやスマッシュの感覚も重要になるため、テニスガットの太さは中間的な太さを軸に「飛びすぎず硬すぎない」ゾーンを探すことがポイントになります。ボレーではコンパクトなスイングでボールをコントロールする必要があるため、あまりにも細くて飛びすぎるガットだと、少しの力加減の違いでアウトになりやすく、ネットプレーに自信が持ちにくいと感じやすくなります。
一方でダブルスではリターンやロブで守りに回る場面も多いため、あまりに太くしてしまうと、守備面でのアシストが足りず窮屈さを感じることもあります。そのためダブルス志向のプレーヤーは、ストロークとボレーの両方で扱いやすい中間のテニスガットの太さを基準にして、ネットプレーをもっと安定させたいなら少し太く、リターンやロブでもう少し楽にボールを返したいなら少し細くといった方向で、ガットの太さを微調整していきましょう。
テニスガットの太さと耐久性やコスパの考え方
テニスガットの太さを選ぶとき、多くの人が気にするのが「どのくらいの頻度で切れるのか」と「張り替えにかかるトータルのコスト」です。細くすればスピンやホールド感が増して気持ちよく打てる一方で、ガット切れやテンション維持の面で不利になり、太くすれば安心感が増す代わりにフィーリングが重く感じられることがあります。この章ではテニスガットの太さと耐久性、そして長期的なコストパフォーマンスの関係を整理し、無理のない範囲で続けられるセッティングを考えていきましょう。
ガットの太さと耐久性の関係
同じ素材で比較した場合、テニスガットの太さが太くなるほど断面積が大きくなるため、単純に考えると切れにくくなり、摩耗にも強くなります。特にスピン量が多いプレーヤーではガット同士のこすれによるノッチが進行しやすいため、細いガットを使うとわずかな溝から一気に切れてしまうことがあり、試合前や大事な場面でのガット切れというリスクを抱えながらプレーしなければならなくなります。
ただしテニスガットの太さを太くしたからといって、必ずしもすべての人の耐久性が劇的に改善するわけではなく、スイングの向きや当て方によっては、それほど太さを変えなくても切れにくくなるケースもあります。そのため、まずは今使っている太さでどのくらいの期間持っているのかを記録し、極端に短期間で切れている場合には、一段階太いガットを試したり、素材をポリエステル寄りにするなどして、テニスガットの太さと耐久性の折り合いを自分なりに見つけていくことが大切です。
テニスガットの太さ別コスト感覚
テニスガットの太さを決めるうえでは、一回あたりの張り代だけでなく、「一時間あたりいくらかかっているのか」という視点でコストパフォーマンスを考えると、納得感のある選択がしやすくなります。たとえば細いガットで飛びやスピンがとても良くても、一週間に何度も切れてしまうなら、一回あたりのコストは安くてもトータルでは高くついてしまい、結果的に継続が難しくなることがあります。
反対に、太めのテニスガットの太さで耐久性を優先した結果、打球感が重くなりすぎてプレーの質が下がってしまうと、練習の充実感やモチベーションが損なわれてしまいます。このバランスを取るには、まず自分の練習量と張り替え頻度を把握し、そのうえで一か月あたりの予算の中でどの太さなら無理なく続けられるかを考えることが大切です。テニスガットの太さは、その意味で単なる性能の問題ではなく、長くテニスを楽しむための投資計画の一部として捉えると判断しやすくなります。

細いテニスガットの太さだけで打ちやすさを優先すると、張り替え回数が増えて結局はもったいない結果になりやすいから、耐久性とのバランスも一緒に考えてほしいだワン。
このようにテニスガットの太さをコスパの面から眺めると、「細くして打ちやすさを追求する月」と「少し太くして耐久性を優先する月」を交互に試すといった、現実的な折衷案も見えてきます。実際には試合前やシーズンのピークには細めで攻撃的なセッティングにし、オフシーズンや練習量が増える時期には少し太めに変えて負担とコストを抑えるといった工夫も可能であり、年単位で見ればテニスガットの太さによるコストとパフォーマンスのバランスを柔軟に調整できます。
細さと太さを組み合わせるハイブリッドの考え方
最近ではメインとクロスで異なるガットを組み合わせるハイブリッド張りが一般的になりつつあり、テニスガットの太さもそれぞれ別の値を設定することで、耐久性と打ちやすさの両立を狙うことができます。たとえばメインにやや太めのポリエステルを張り、クロスに細めのナイロンやナチュラルを合わせると、スピンのかかりやすさとガット切れのしにくさのバランスが取りやすく、競技志向のプレーヤーにも好まれています。
ハイブリッドの発想を取り入れると、一本のガットの中でテニスガットの太さを妥協する必要がなくなり、自分にとって譲れない要素をメイン側に、補いたい要素をクロス側に反映させるという組み立て方ができるようになります。初めてハイブリッドに挑戦する場合は、まず今使っているガットをどちらか一方に残し、反対側だけ太さや素材を変えてみると違いが分かりやすく、安全な範囲でテニスガットの太さによる工夫を広げていけるでしょう。こうした工夫を積み重ねることで、自分にとって無理なく続けられる太さとコスパのバランスが見えてきて、最終的には選択に迷いが少なくなります。
テニスガットの太さを他のスペックと一緒に決める
テニスガットの太さは単独で最適解が決まるものではなく、ラケットの面の大きさやフレームの硬さ、テンション設定やガット素材といった他の要素と組み合わせて考えることで、本当の意味で自分らしいセッティングに近づきます。テニスガットの太さだけを細かく変えても、ラケット自体が非常に飛ぶモデルなら効果が出すぎたり、逆に飛ばないモデルなら違いを感じにくかったりするため、全体のバランスを意識することが大切です。この章ではラケットスペックやテンションとの相性の中で、テニスガットの太さをどのように位置づければよいかを整理していきましょう。
ラケットの面の大きさとテニスガットの太さ
ラケットのヘッドサイズが大きいほどスイートスポットが広く、ボールがよく飛びやすくなるため、その分テニスガットの太さを少し太めにして飛びすぎを抑えるという考え方が成り立ちます。特にパワー系ラケットと呼ばれるモデルでは、細いガットを張るとちょっとした力加減でオーバーアウトしやすく、ミスの原因が自分のスイングなのか道具なのか分かりにくくなってしまいがちです。
一方でヘッドサイズが小さいコントロール系ラケットは自らボールを飛ばす力がやや控えめなぶん、テニスガットの太さを細めにして反発力を補ってあげると、無理に力まずともベースラインまでボールを届かせやすくなります。同じプレーヤーでもラケットのタイプによって理想的な太さのゾーンは変わるため、ラケットを買い替えたタイミングでは、それまで使っていた太さをそのまま踏襲するのではなく、一段階だけ太くするか細くするかを見直してみると、道具全体としてのバランスが整えやすくなります。
テンション設定とガットの太さのバランス
テンションとテニスガットの太さの関係は、布団と枕の関係に少し似ており、どちらか一方だけを極端に変えると全体の寝心地ならぬ打球感が崩れてしまいます。太いガットを高テンションで張ればコントロール性は高くなりますが、たわみが少なくなりすぎて硬さが際立ち、腕への負担が大きくなってしまう可能性があります。一方で細いガットを低テンションで張ると非常によく飛ぶようになりますが、ボールの収まりが悪くなり、スイングスピードが足りないと感じやすくなります。
そのためテニスガットの太さを変えるときには、テンションも同時に数ポンド単位で調整し、全体として同じくらいのたわみ感になるように合わせていく発想が有効です。たとえば太さを一段階細くしたなら、テンションを少し上げて飛びを抑える、逆に一段階太くしたならテンションを少し下げて硬さを緩和する、といった具合に組み合わせると、急激な変化を避けながら理想の打球感に近づけることができ、テニスガットの太さとテンションのバランスを自分なりに整えやすくなります。
素材タイプと太さをまとめて比較する
ここでは代表的なプレーヤータイプごとに、テニスガットの太さと素材、テンションの組み合わせ例をイメージしやすいように表で整理してみます。あくまで一例ではありますが、自分がどのパターンに近いかを眺めることで、太さだけでなく他の要素を同時に動かしたほうが良いかどうかのヒントが得られます。特にテニスガットの太さを変えるときは、素材やテンションも一緒に見直したほうが変化を前向きに活かしやすくなるので、次の表を参考に全体像をイメージしてみてください。
| プレーヤータイプ | ガット素材 | 太さの目安 | テンションの目安 | 狙いたい球質 |
|---|---|---|---|---|
| 初中級のオールラウンド | ナイロンマルチ | 1.25〜1.30ミリの中間的なテニスガットの太さ | やや低めから中間 | 飛びと柔らかさのバランス重視 |
| スピン重視のベースライナー | ポリエステル | 1.20〜1.25ミリのやや細いテニスガットの太さ | 中間からやや高め | 高い弾道と強いスピン |
| フラット系ハードヒッター | ポリエステル | 1.25〜1.30ミリのしっかりした太さ | 中間から高め | 直線的で重いボール |
| ダブルス中心プレーヤー | ナイロンまたはハイブリッド | 1.25〜1.30ミリの安定感あるテニスガットの太さ | 中間 | ボレーのコントロール重視 |
| 肘や肩に不安があるプレーヤー | ナイロンマルチまたはナチュラル | 1.25ミリ前後の無理のない太さ | やや低め | 柔らかく負担の少ないボール |
| ジュニアや筋力が少ない人 | ナイロンマルチ | 1.20〜1.25ミリの軽めの太さ | 中間より少し低め | 軽い力で深く飛ぶボール |
この表はあくまでテニスガットの太さを考えるためのスタート地点であり、すべてのプレーヤーがぴったり当てはまるわけではありませんが、自分の現状と照らし合わせることで「少し細くしたほうが良さそう」「素材を替える前に太さだけ調整してみよう」といった方向性が見えやすくなります。特にラケットを買い替えた直後や、プレースタイルが変化していると感じるタイミングでは、いきなり大きくスペックを動かすのではなく、このような目安をもとにテニスガットの太さを中心に小さな変更を加え、その結果をメモしておくことで、自分だけの最適な組み合わせが少しずつ蓄積されていきます。
テニスガットの太さを変えるときのチェックポイント
実際にテニスガットの太さを変えようとすると、「どのくらい太くまたは細くすればよいのか」「一度にどれだけ変えてよいのか」といった具体的な疑問が湧いてきます。感覚だけで大きく変えてしまうと、前後の違いが分かりにくくなったり、打球感が急に変わりすぎてフォームを崩してしまうこともあるため、できるだけ筋道を立てて調整していくことが大切です。この章ではテニスガットの太さを変更するときに確認しておきたい症状や、ステップごとの進め方、ジュニアやシニアならではの注意点を整理し、無理なく太さを活用していくための具体的な視点をまとめていきます。
太さを変える前に押さえたい症状チェック
テニスガットの太さを変える前に、まずは今感じている不満や違和感を言葉にして整理しておくと、次にどの方向へ動かせばよいかが明確になります。たとえば「ボールが浅くなりやすくて相手に叩かれる」「逆にオーバーアウトが多くてラリーが安定しない」「ガットが一か月以内によく切れる」「肘や肩に疲労感が残りやすい」といった症状を具体的に挙げることで、テニスガットの太さを変えるべきか、テンションや素材を優先して見直すべきかが見えてきます。
もしボールが浅くなりやすい場合は、テニスガットの太さを細くするかテンションを下げることで飛びを補う選択肢がありますが、スイングスピードやフォームに原因があることも多いため、動画を撮影して自分の打ち方も確認しておくと安心です。逆にオーバーアウトが多い場合には、一段階太いガットにするかテンションを上げて飛びを抑える方向で調整し、ガット切れが頻発する場合には太さだけでなく素材やパターンも含めて見直して、症状とテニスガットの太さの関係を落ち着いて整理していきましょう。
テニスガットの太さ変更のステップ
テニスガットの太さを変えるときは、一度に大きく動かすのではなく、できるだけ小さなステップで変化をつけると違いを感じ取りやすくなります。一般的には0.05ミリ前後の差であれば、打球感の変化をはっきり感じつつも極端にプレーが乱れにくい範囲とされているため、まずは現在の太さから一段階だけ細くするか太くするかを試すところから始めるとよいでしょう。

テニスガットの太さを変えるときは、一気に細くしたり太くしたりせず、小さいステップで変えていくほうが体にもプレーにも優しいから、欲張りすぎないで試してほしいだワン。
さらにテニスガットの太さを変えたときには、同時に使用時間や練習内容も記録しておくと、どのくらいの期間でガット切れやテンション低下が起きたかが分かりやすくなります。もし一度の変更で感覚が大きく変わりすぎたと感じたら、次の張り替えでは太さを元に戻しつつテンションだけを動かすなど、一度にいじる要素を一つに絞ることで、何が自分にとって合っていたのかを冷静に振り返ることができ、テニスガットの太さの調整を無駄なく進められます。
ジュニアやシニアの太さ選びのポイント
ジュニアやシニアのプレーヤーにとっては、テニスガットの太さはパフォーマンスだけでなく身体への負担にも大きく関わるため、年齢や筋力、練習量を踏まえた慎重な選び方が必要になります。ジュニアの場合はラケットが比較的軽く、スイングスピードもこれから伸びていく段階なので、極端に太いポリエステルを選んでしまうとフォーム作りの妨げになりやすく、逆に細すぎると頻繁にガット切れが起きて保護者の負担が増えてしまうことがあります。
シニアプレーヤーでは、関節や筋力のコンディションを守るためにテニスガットの太さを細めにして飛びを助けつつ、柔らかい素材ややや低めのテンションを組み合わせることで、長くプレーを楽しめる環境を整えることが大切です。どちらの年代でも、まずは中間的な太さを基準にして、痛みや疲れが出やすいなら無理に細くせず、テニスガットの太さと素材の両面から負担を減らす方向を優先すると、技術の向上と体の健康を両立しながらテニスを続けていけるでしょう。
テニスガットの太さの選び方まとめ
ここまで見てきたように、テニスガットの太さは単に「細いか太いか」の二択ではなく、プレースタイルやスイングスピード、ラケットスペックやテンション設定、さらには耐久性やコストパフォーマンスまでを含めた総合的なバランスの中で決めていく要素です。まずは中間的な太さを自分の基準として定め、そこからスピン量を増やしたいなら少し細く、安定感や耐久性を高めたいなら少し太くといった方向で、0.05ミリ前後の小さなステップで試していくと、違いを感じながら無理なく調整できます。
テニスガットの太さを意識的に変え、その結果をメモしておく経験を重ねることで、あなた自身のプレーと体にとって最も心地よいゾーンが自然と見えてきます。数値だけに振り回されるのではなく、自分がどんなボールを打ちたいのか、どのくらいの頻度で張り替えられるのかというリアルな条件も含めて考えれば、テニスガットの太さは頼もしい味方になります。次に張り替えるときには、この記事で整理した視点を一つだけでも取り入れて、今の自分に合う太さを安心して選んでみましょう。

