
練習では打てるのに試合で固まってしまうなら、メンタルトレーニングも一緒に鍛えるタイミングかもしれないだワン。
練習では普通にラリーできるのに、試合になると急にミスが増えたり、勝てそうな相手に負けてしまうことはありませんか?テニスのメンタルトレーニングを練習メニューとして考えると、緊張や不安もショットと同じように計画的に鍛えられます。
この記事では、日常でできる準備からコート上の具体的な練習メニュー、試合前後のルーティンまでを一つの流れとして整理します。読み終えるころには、自分に合うテニスのメンタルトレーニングの全体像がイメージできるはずです。
- 試合に強いメンタルを作る基本の考え方
- 毎日続けやすいメンタルトレーニング習慣
- コート上で使える練習メニューとルーティン
テニスのメンタルトレーニングを練習メニューに組み込む基本
まずは、テニスのメンタルトレーニングをなぜ練習メニューとして扱うべきかを整理しておきましょう。技術や体力と同じように、心も「鍛え方」を知らないと、その場の気合だけに頼る不安定な状態になりやすいからです。
テニスのメンタルトレーニングが勝敗を左右する理由
テニスは一点ごとに状況が変わり、ミスがそのまま目に見える形で残る競技なので、感情の揺れがプレーに出やすいスポーツです。テニスのメンタルトレーニングを行うと、ミスをした直後でも「次の一点」に意識を戻す力が付き、結果として勝負どころで踏ん張れる場面が増えていきます。
同じ技術レベルのプレーヤー同士でも、集中力が切れやすい人と最後まで粘れる人では、年間を通した勝率が変わります。だからこそ、テニスのメンタルトレーニングを「特別な日だけのもの」にせず、普段の練習メニューの一部として準備しておくことが安心です。
技術練習とテニスのメンタルトレーニングのバランス
テニスのメンタルトレーニングだけを増やしてしまうと、球数が減ってショットの精度が落ちる心配があります。目安としては、通常練習の中で一部のメニューに「メンタルのテーマ」を設定し、全体の一〜二割程度を心の練習として扱う形が取り入れやすい配分です。
例えば、いつものポイントゲームの一部を「ノーレット」「ノーセカンドサーブ」という条件付きに変え、テニスのメンタルトレーニングとしてプレッシャー耐性を高める時間にしてみましょう。技術と心を同時に扱う発想にすると、限られたコート時間でも効率よく鍛えられます。
理想のメンタル状態を言葉でイメージする
テニスのメンタルトレーニングを始める前に、「理想の自分の状態」を具体的な言葉にしておくと方向性がぶれません。例えば「0−40からでも落ち着いている」「ミスの直後に表情を変えない」「勝っていても守りに入らない」などのフレーズをメモしておきます。
このような言葉は、練習メニューの前後に声に出して確認したり、ノートに書いておいたりすると、試合中に思い出しやすくなります。テニスのメンタルトレーニングでは、まず心のゴールイメージをクリアにすることから始めてみましょう。
自分のメンタルの癖をセルフチェック
理想像が見えたら、今の自分とのギャップを知るために、簡単なセルフチェックをしてみましょう。テニスのメンタルトレーニングでは、「どんな場面で崩れやすいか」を把握することが改善の近道です。
- リードしたとたんに守りたくなってしまうことが多い
- 相手が格上だと分かった瞬間に諦めモードになりやすい
- ダブルフォルトのあと、次のポイントでも強く振れなくなる
- ゲームカウントが競ると、ラケットの振りが小さくなる
- ジャッジトラブルのあと、集中が戻るまでに時間がかかる
- 応援が増えると、逆にミスを恐れてしまう
- ミスをすると表情に出て、相手に弱さを読まれやすい
- 最後のポイントほど「負けたくない」と考えすぎてしまう
二つ三つ当てはまる項目があれば、そこがテニスのメンタルトレーニングで優先的に取り組みたいテーマになります。どの癖も「性格」ではなく「習慣」ですから、練習メニューに落とし込めば少しずつ変えていけると考えていきましょう。
テニスのメンタルトレーニングの目標設定
目標を「優勝する」「ランキングを上げる」だけにしてしまうと、日々のテニスのメンタルトレーニングが続きにくくなります。そこで、プレーの内容に注目した「プロセス目標」を一緒に決めることが大切です。
例えば「リターンゲームで必ず一本は攻めるボールを打つ」「マッチポイントではルーティンを必ず入れる」など、行動で測れる目標を設定します。こうした目標を練習メニューにも反映させておくと、毎回のテニスのメンタルトレーニングが試合と直結した時間になっていきます。
ここまでの基本を押さえたうえで、自分の課題に合ったメニューを選んでいくと、テニスのメンタルトレーニングが単なる気合入れではなく、再現性のある練習として機能しやすくなります。理想像と現在地をセットで意識しておくと安心です。
日常で続けるテニスのメンタルトレーニングの習慣
コートに立っていない時間も、テニスのメンタルトレーニングは進められます。むしろ、毎日の小さな習慣が積み重なることで、試合当日に急に崩れない心の土台が出来上がっていくと考えると取り組みやすくなりませんか?
呼吸と姿勢を整えるベーシックドリル
最もシンプルで効果的なのが、呼吸と姿勢のトレーニングです。テニスのメンタルトレーニングでは、緊張したときに浅くなる呼吸をゆっくりに戻すことが、ミスの連鎖を止めるスイッチになります。
椅子に座った状態で、背筋を軽く伸ばし、鼻から四秒かけて息を吸い、二秒キープしてから口から六秒かけて吐きます。これを五回ほど行うだけでも、テニスのメンタルトレーニングとして「落ち着いた感覚」を体で覚えられるので、試合前やチェンジコートのタイミングで同じ呼吸を使ってみましょう。
イメージトレーニングで理想のプレーを描く
イメージトレーニングも、代表的なテニスのメンタルトレーニングの一つです。寝る前や移動中など、目を閉じられるタイミングで、理想的なプレーを頭の中でゆっくり再生していきます。
ポイントは「映像を具体的にすること」と「感情もセットで感じること」です。打球音やボールの軌道、コートの色、ラケットの重さまで思い浮かべながら、「大事なポイントで思い切りスイングできている自分」を何度も再生すると、テニスのメンタルトレーニングとして自信の感覚が蓄積されていきます。
感情と結果を記録するメンタルノート
試合や練習のあとに簡単なメモを残すだけでも、テニスのメンタルトレーニングとして大きな効果があります。結果だけでなく「どんな気持ちのときにうまくいったか」「何を考えていたときに崩れたか」を一言で書いておきます。
数週間分を振り返ると、「リードしたときに守りたくなっている」「相手が攻めてきたときにネガティブな言葉が増えている」といった傾向が見えてきます。こうした気付きは、次の練習メニューで意識するポイントにもなり、テニスのメンタルトレーニングを継続的なサイクルに乗せやすくしてくれます。
日常での小さな習慣は一つ一つは地味ですが、積み重ねれば試合での安心感が変わります。無理なく続けられるものから、少しずつ取り入れていきましょう。
コート上の練習メニューで行うテニスのメンタルトレーニング
次に、普段の練習をそのままテニスのメンタルトレーニングに変えていく方法を見ていきます。同じメニューでも少しルールや意識を変えるだけで、試合のプレッシャーを再現できるので、練習時間を有効に使えると感じられるはずです。
プレッシャーを再現するポイントゲーム
一般的なポイントゲームに「条件」を加えると、一気にテニスのメンタルトレーニングらしいメニューになります。例えば「ゲームポイントはセカンドサーブ禁止」「デュースになったら一本勝負」などのルールを入れると、手が震えるような場面を何度も経験できます。
このとき大切なのは、結果以上に「どんな考え方でポイントに入ったか」を振り返ることです。ゲーム間に一言でいいのでメモを取り、「攻め切ることだけ意識した」「負けたくないと考えすぎた」などを書いておくと、テニスのメンタルトレーニングとして自分のクセを見える化できます。
サービスルーティンを固めるメニュー
サービス前のルーティンは、最も分かりやすいテニスのメンタルトレーニングの一つです。毎回同じ動作と呼吸を入れることで、緊張した場面でも「いつもの自分」に戻るためのアンカー(心の合図)になります。
練習では、まずポイントを気にせず「ルーティンを崩さないこと」をテーマにサービスを打ってみましょう。ボールを何回つくか、どのタイミングで深呼吸を入れるか、視線をどこに向けるかなどを決めておき、テニスのメンタルトレーニングとして繰り返し体に染み込ませます。

最初から完璧なルーティンを求めず「同じ動きを続けること」だけ意識すると、プレッシャーの中でも崩れにくく育っていくんだワン。
ルーティンが形になってきたら、スコアを付けるポイントゲームの中でも必ず同じ流れを挟みます。ここまでできれば、サービス前の数秒そのものがテニスのメンタルトレーニングになり、試合終盤の大事な一本ほど自分のリズムを守れるようになります。
ペア練習でポジティブな声かけを訓練
ダブルスの練習やラリー練習では、仲間への声かけをテニスのメンタルトレーニングのテーマにしてみましょう。「ナイスショット」だけでなく、「今の攻め方良かった」「次も同じ形でいこう」など、プレーの意図を認める言葉を増やしていきます。
不思議なことに、相手にかける言葉の種類は、自分に向けている心の声とほぼ同じです。練習メニューの中でポジティブな言葉を意識的に使うことは、テニスのメンタルトレーニングとして自分へのセルフトークを整える練習にもなります。
こうしたコート上の工夫を積み重ねることで、普段の練習時間そのものがテニスのメンタルトレーニングの場に変わります。まずは一つのメニューにだけでも良いので、メンタルのテーマを決めて実践してみましょう。
試合前後に活きるテニスのメンタルトレーニングルーティン
どれだけ良い練習メニューをこなしていても、試合当日の過ごし方がバラバラだと、テニスのメンタルトレーニングの効果が十分に発揮されません。一定のリズムで準備し、同じ流れでコートに入ることで、「いつもの状態」に近づけやすくなると感じられるはずです。
前日までに整える生活リズムと準備
前日は特別なことをするよりも、「いつも通り」を意識した方がテニスのメンタルトレーニングとしては安定します。急に長時間の練習を入れたり、いつもと違うことを試したりすると、それ自体が不安のタネになるからです。
睡眠時間や食事のタイミングを整え、ラケットやガット、シューズなどのチェックを落ち着いて行います。その際「ここまで準備できたら大丈夫」というマイルールを決めておくと、テニスのメンタルトレーニングとして「やるべきことはやった」という安心感を得やすくなります。
試合当日のアップで心と体を温める流れ
試合当日のアップは、体を温めるだけでなく、テニスのメンタルトレーニングとして「スイッチを入れる時間」として扱うのがおすすめです。内容をパターン化しておけば、会場や相手が変わっても、同じ流れの中で集中状態に入っていけます。
| タイミング | 内容 | メンタルの狙い | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| 会場到着直後 | 軽いストレッチと深呼吸 | 緊張を静かに受け入れる | 5〜10分 |
| コート外アップ | ジョグとフットワーク | 体を動かして余計な力を抜く | 10〜15分 |
| コート練習開始 | ストレートラリー中心 | フォームとリズムの確認 | 10分前後 |
| サーブ練習 | ルーティンを入れてサービス | 本番のイメージを固める | 5〜10分 |
| 試合直前 | キーワードの確認と深呼吸 | 不安よりやるべきことに意識を向ける | 1〜2分 |
このように流れを決めておくと、「今日はアップが足りなかったかもしれない」といった余計な不安を減らせます。特にサーブ練習の時間は、テニスのメンタルトレーニングで作ってきたルーティンを確認する大切な時間として扱いましょう。
最後の直前の一〜二分で、「落ち着いて攻める」「足を止めない」など、自分のキーワードを静かに心の中で唱えます。これも立派なテニスのメンタルトレーニングであり、試合の入り方を安定させる強力なルーティンになります。
試合後の振り返りで次のメンタルトレーニングにつなげる
試合が終わったあとこそ、テニスのメンタルトレーニングのチャンスです。結果だけでなく、「どの場面で心がぶれたか」「どの場面では逆に落ち着けたか」を振り返ると、次の練習メニューのテーマが自然に見えてきます。
勝った試合でも負けた試合でも、「良かったメンタル」と「改善したいメンタル」をそれぞれ一つずつ書き出してみましょう。それを次回のテニスのメンタルトレーニングの目標にすれば、試合経験がそのまま練習の質を高める材料になっていきます。
試合前後の流れは一度で完璧に作る必要はありません。少しずつ自分に合う形に調整しながら、「このパターンで入れば大丈夫」と思えるルーティンを固定していくのがおすすめです。
年代やレベルに合わせて続けるテニスのメンタルトレーニング
テニスのメンタルトレーニングは、年代やプレー歴によって合う形が変わります。同じメニューでも、ジュニアと社会人では感じ方が違うので、無理なく続けられるやり方を選ぶことが大切だと感じませんか?
ジュニア選手にとっての楽しいメンタルトレーニング
ジュニア世代では、テニスのメンタルトレーニングを「お勉強」のように扱うと続きません。ゲーム形式で楽しみながら、「最後まであきらめない」「ミスしても笑顔をキープする」といったテーマを自然に体験できる工夫がポイントです。
例えば、ポイントゲームの中で「リードされてから取り返したらボーナスポイント」といったルールを入れると、追いかける展開をポジティブに捉えやすくなります。こうした工夫は、テニスのメンタルトレーニングとして「逆境を楽しむ感覚」を身につける助けになります。
一般プレーヤーや社会人の時間の作り方
社会人や一般プレーヤーの場合、テニスのメンタルトレーニングに割ける時間は限られます。だからこそ、週に一度の練習の中で「この20分だけはメンタルのテーマを決める」といった区切り方が現実的です。
通勤時間の呼吸法やイメージトレーニング、寝る前のメモなど、コート外の時間を組み合わせれば、トータルではかなりの量のテニスのメンタルトレーニングができます。完璧を目指すよりも、自分の生活リズムの中で無理なく続けられるパターンを探してみましょう。
スランプ時のテニスのメンタルトレーニングとよくある質問
スランプに入ると、「メンタルが弱いからだ」と自分を責めがちですが、実際には技術・体力・環境など複数の要素が重なっていることがほとんどです。テニスのメンタルトレーニングでは、「今できていること」にも必ず目を向ける視点がとても大事になります。

うまくいかない日にだけ自分を責めてしまうと、せっかく積み上げた練習の良い部分まで見失いやすいから、出来ていることも一緒に書き出してほしいだワン。
よくある疑問として、「どれくらい続ければ効果が出るのか」という質問があります。目安としては、同じテニスのメンタルトレーニングメニューを三か月ほど続けると、試合中の感情の揺れ方や、緊張した場面での思考パターンに少しずつ変化を感じる人が多くなります。
また、「負けが続いているときに試合に出るべきか迷う」という声もあります。この場合は、テニスのメンタルトレーニングの一環として「内容目標」を持って試合に臨み、「今日は最初の三ゲームだけテーマを意識する」など、達成しやすい課題を設定すると、結果に関わらず前向きな経験として積み重ねやすくなります。
スランプは誰にでも訪れますが、その期間の過ごし方次第で、抜け出した後の伸び方が変わります。落ち込む自分を否定しすぎず、テニスのメンタルトレーニングを通じて「どんな時でも前に進めている自分」を確認していきましょう。
まとめ テニスのメンタルトレーニングで試合を楽しむ心を育てよう
テニスのメンタルトレーニングは、特別な才能を持つ選手だけのものではなく、練習メニューに少し工夫を加えることで誰でも取り組める「心のトレーニング」です。日常の呼吸法やイメージ作り、コート上の条件付きゲームやサービスルーティン、試合前後の振り返りなどを通じて、少しずつ崩れにくい心の土台が育っていきます。
いきなり完璧を目指すのではなく、まずはこの記事で紹介した中から一つだけ選び、今日の練習から試してみてください。その小さな一歩が、数か月後には「大事なポイントを楽しめる自分」につながり、テニスのメンタルトレーニングがプレーそのものの楽しさを大きく広げてくれるはずです。

